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Investing in High-Tech

【台湾ハイテクセクター動向】台湾ハイテク指数構成銘柄の2020年パフォーマンス上位勢を見てみる

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今年はどのハイテク銘柄に投資しようかな〜

台湾ハイテク指数採用銘柄の2020年パフォーマンスを参考材料にしてみたら?

確かにそれよいかもしれないですね。

 

更新履歴

  • 2021年7月24日:タグ更新

 

 

まずは台湾ハイテク指数から見てみよう

指数チャート(2020年の1年チャート)

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パフォーマンス(2020年12月31日時点)

  • 1年リターン:+59.16%
  • 3年リターン:+128.95%

相変わらずのハイパフォーマンスですわ。

 

台湾ハイテク指数連動型ETF「富邦科技(0052)」も見ときましょう

株価チャート(2020年の1年チャート)

後述します。

パフォーマンス(2020年12月31日時点)

  • 1年リターン:+52.6%
  • 3年リターン:+109%

 

台湾ハイテク指数をアウトパフォームした構成銘柄たち

と、まあベンチマーク側のパフォーマンスを紹介したあたりで、次に本元をアウトパフォームした構成銘柄を紹介していきます。

ちゅどーん

銘柄名 銘柄コード 株価 (TWD) 1年リターン 3年リターン
聯電
UMC
2303 47.15 +187% +232%
群創
Innolux
3481 14.1 +69.3% +13.7%
聯發科
MediaTek
2454 747 +68.4% +154%
瑞昱
Realtek
2379 390.5 +66.2% +258%
聯詠
Novatek
3034 369 +65.8% +225%
台積電
TSMC
2330 530 +60.1% +131%
技嘉
GIGABYTE
2376 77.8 +56.5% +44.1%
景碩
KINSUS
3189 80.9 +56.2% +49.3%
微星
MSI
2377 132.5 +52.8% +73%

株価は2020年12月31日終値

 

  • UMC(聯電)
  • Innolux(群創)
  • MediaTek(聯發科)
  • Realtek(瑞昱)
  • Novatek(聯詠)
  • TSMC(台積電)

の6銘柄が台湾ハイテク指数の1年リターン(+59.16%)を上回りました。

さらに、

  • GIGABYTE(技嘉技嘉)
  • KINSUS(景碩)
  • MSI(微星)

を加えた計9銘柄が台湾ハイテク指数ETF「富邦科技」の1年リターン(+52.6%)を上回りました。

台湾ハイテク指数採用銘柄は30銘柄程度あるので、約3分の1の銘柄が本元の指数をアウトパフォームしていることになります。

2020年初来チャート(台湾ハイテク指数ETF vs 上位5銘柄)

視覚的に分かるようにチャートも載せておきますね。

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UMC(聯電)がぶっちぎりでパフォーマンスが良く、その他4銘柄は大体+60%強というところです。といってもUMC以外はETFを大きくアウトパフォームしているわけではないので、やはりこのETFに投資するだけでかなりのリターンを見込めますよね。

 

次にアウトパフォームした強者たちの中で、気になった銘柄・分野について軽くコメントしていきます。

 

コロナ特需で絶好調なファウンドリビジネス:UMC(聯電)、TSMC(台積電)

2020年後半に怒涛の上昇を見せたのはUMC(聯電、銘柄コード:2303)でした。先ほどのチャートを見てもわかると思いますが、秋以降の伸びがすごい。

以前UMC関連情報のまとめツイートをしていたので引用します。

  • 2020年初来リターンは約+180%(18年ぶりに高値更新
  • 東芝の8インチファブ買取報道
  • 台湾南部の12インチファブ拡張発表(2021年予定)

 

www.ys-consulting.com.tw

news.mynavi.jp

200mm口径ウエハに関しては確実に受注するために値下げすることが慣例となっていたらしいのですが、ファウンドリの生産能力不足により2021年は値上げに踏み込むとのことです。

製造依頼が殺到して競争入札になる可能性も示唆していますね。

2021年の業績も期待してよさそうですね。

 

個人的な見立てとしては

  • 5G・オートモーティブ・在宅ワーク等のホットテーマ需要

はもちろんのこと

  • 米中ハイテク戦争の先行きの不透明さにより、メーカーが意図的に在庫を多く持っている

状況もあるのかなとも考えています。HUAWEIによるTSMCへの駆け込み受注のような感じで、他の中国メーカーもいつ突然アメリカに目を付けられるかわからないですからね(笑)

 

ついにQualcommを抜きチップ市場シェアNo.1へ:MediaTek(聯發科)

MediaTek(聯發科、銘柄コード:2454)がQualcomm(ティッカーシンボル:$QCOM)を抜いてモバイル向けChipsetの世界シェアNo.1になりました(2020 Q3のみ)。

市場調査会社Counterpointによると、MediaTek製チップの強さの要因として

  • ミドルレンジスマホ向けにおけるMediaTek製チップのパフォーマンス優位性
  • アフリカ、中東、ラテンアメリカ市場の急速な成長(下グラフ参照)
  • HUAWEI締め出しによるOEMメーカー(Xiaomi、Honor(HUAWEIのブランド))からの受注増加

を挙げています。

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(Counterpoint出展)

 

ただ2020 Q4はQualcommが再び首位へ返り咲くと予測されています。

理由としては

  • 5G通信対応スマホの割合が販売スマホ全体に対して大きく占有するようになる。
  • ⇒5G向けSoCで先行しているQualcomm有利

ということですね。

いずれにしても今後も注目しています。

 

コロナ影響下で高まるゲーミングパソコン需要:GIGABYTE(技嘉)、MSI(微星)

コロナ特需に沸くファウンドリビジネスもそうですが、こちらも同じく好影響を受けているパソコン市場ですね。

英SAFEBETTINGSITESの調査結果によると、

2020年の合計出荷台数は前年比+16.2%

2020年は新型コロナウイルスの影響でロックダウンや外出自粛が相次ぎ、自宅のエンターテインメント市場が大きく拡大。そのなかで世界的にもゲーミングパソコンの需要も高まっており、ゲーミングノート、ゲーミングデスクトップ、ディスプレイの合計出荷台数は4,960万台に達し、前年比16.2%増という急成長を遂げた。このうちゲーミングノートは2,230万台、ゲーミングデスクトップは1,480万台。

2024年までには更に+25%予想

2021年以降も需要拡大が続き、2024年にはゲーミングノートは3,020万台、デスクトップは1,580万台、ディスプレイは1,600万台規模の市場になるとしている。

 

pc.watch.impress.co.jp

 

まとめ

  • 台湾ハイテク指数の2020年パフォーマンスは+59.16%
  • 連動するETF「富邦科技」の2020年パフォーマンスは+52.6%
  • 指数構成銘柄の内、9社が本元指数(もしくはETF)をアウトパフォーム
  • 中でも目立つのは、
  • コロナ特需で絶好調なファウンドリビジネス:UMC(聯電)、TSMC(台積電)
  • ついにQualcommを抜きチップ市場シェアNo.1へ:MediaTek(聯發科)
  • コロナ影響下で高まるゲーミングパソコン需要:GIGABYTE(技嘉)、MSI(微星)

 

台湾ハイテク指数とそのETF「富邦科技」について気になった方は以前の記事を読んでみて下さい。

yu-money.hatenablog.com

yu-money.hatenablog.com

 

では、この辺で。

拜拜~