台湾証券取引所での株式売買単位は基本的に1,000株なんですけど、たいかぶくんはもちろんこの事は知っていますよね?
はい。1単元1,000株なので最低投資額が高くなって優良銘柄を買いにくいんですよね〜
実は単位未満株取引自体は存在しているのですが、時間外取引なんです。
ですが最近、普通取引と同じ時間帯で単位未満株取引ができるようになりました。
まじですか?それはビッグニュースですね。詳しく聞かせて下さい。
更新履歴
- 2022年4月23日:サムネイル更新
- 2021年7月24日:タグ更新
- 2020年10月26日より普通取引の時間帯で単元未満株の売買が可能に!
- 「富邦證券」は立会時間内の単位未満株取引利用可能
- 台湾証券取引所の取引方法まとめ
- 零股交易(立会時間内単位未満株取引)の売買方法
- 手数料には注意が必要。最低手数料がある。
- まとめ
2020年10月26日より普通取引の時間帯で単元未満株の売買が可能に!
今年初めに台湾証券取引所が上場株式単元未満株式取引法の改訂を行い、先日2020年10月26日に実施されました。
これにより立会時間内で単元未満株の売買を行うことができるようになりました。
その際、既存の時間外単元未満株取引は引き続き現行制度に従い扱われるそうです。
- 立会時間中の単元未満株取引の売買注文時間は午前9:00から午後1:30まで
- 午前9:10に最初の突き合わせが行われ、その後は3分ごとに板寄せ方式で突き合わせ(価格・時間優先の原則に従う取引)
- 単元未満株取引の売買注文は価格限定で当日のみ有効
- 約定しなかったものは時間外取引への持ち越しはない
- 立会時間中の単元未満株取引扱いの有無は各証券会社が個別に決定可能
「富邦證券」は立会時間内の単位未満株取引利用可能
たいかぶくんはどこの証券会社使ってる?
富邦證券です。さっき確認したら立会時間内の単位未満株取引は取り扱われていました。
台湾証券取引所の取引方法まとめ
立会時間内取引
- 普通取引
- 単位未満株取引【NEW】2020年10月26日に追加された新しい取引方法
立会時間外取引
- 終値取引
- 単位未満株取引
実際にはこの他にも取引方法はあるので、知りたい方は台湾証券取引所のページにて探して下さい。
今回は自分に必要な取引方法のみリストアップしております。
普通取引
立会時間 | 9:00 ~ 13:30 |
---|---|
注文受付時間 | 8:30 ~ 13:30 |
売買単位 | 1,000株*1 |
(立会時間内)単位未満株取引
立会時間 | 9:00 ~ 13:30 |
---|---|
注文受付時間 | 8:30 ~ 13:30 |
売買単位 | 1 ~ 999株 |
終値取引
立会時間 | 14:30 |
---|---|
注文受付時間 | 14:00 ~ 14:30 |
売買単位 | 1,000株*2 |
(立会時間外)単位未満株取引
立会時間 | 14:30 |
---|---|
注文受付時間 | 13:40 ~ 14:30 |
売買単位 | 1 ~ 999株 |
補足的に書くと中国語では
- 普通取引:一般交易(yī bān jiāo yì)
- (立会時間内)単位未満株取引:盤中零股交易(pán zhōng líng gǔ jiāo yì)
- 終値取引:盤後定價交易(pán hòu dìng jià jiāo yì)
- (立会時間外)単位未満株取引:盤後零股交易(pán hòu líng gǔ jiāo yì)
と言います。
零股交易(立会時間内単位未満株取引)の売買方法
富邦證券アプリを使って、台湾50指数連動型ETF「元大台灣50(0050)」を立会時間内単位未満株取引により売買する方法を紹介します。
下画像は元大台灣50(0050)のトップ画面です。

普段であれば右上の「買進」「賣出」をタップして株式売買手続きに進みますよね。

これがいつもの株式売買画面ですね。
「交易」部分で「整股」「盤後」「盤後零股」の中から取引方法が選択できます。
これを見る限り、ここの画面には「零股交易(立会時間内単位未満株取引)」がないんですね。
(もちろん今後のアップデートで変わる可能性はあります)
改めて銘柄トップ画面を見てみると、下段タブに「零股」があることに気付きます。
下段タブ「零股」をタップすると下のような画面になります(下画像は下段タブ「零股」をダブルタップして上段タブを非表示にしています)。

この画面で「零股成交價(a) 106.45」辺りをタップすると、株式売買画面に遷移します。

「交易」部分に「盤中零股」がありますね。
なので、取引方法に「盤中零股」を選択し、購入する場合は「買進」、売却する場合は「賣出」を選択。
最後に、枚数「單位」と価格「價格」を設定して最下部の「零股下單」をタップすれば注文完了です。
下の画面画像は、元大台灣50(0050)を8株、106.45TWDの指値買い注文する例です。

以上が零股交易(立会時間内単位未満株取引)の売買方法になります。
一般交易(普通取引)と大差ないので簡単ですね。
手数料には注意が必要。最低手数料がある。
手数料 | 証券取引税 | |
---|---|---|
利率 | 0.1425% | 0.3% |
発生条件 | 購入・売却時 | 売却時 |
割引 | 有*3 | 無 |
手数料についてですが、最低手数料が20TWDに設定されています。
つまり、手数料が20TWDに満たない場合は強制的に繰り上げられて、20TWDの手数料を取られるので注意が必要です。
例えば、株価280TWDの銘柄Aを50株購入するとします。
手数料は280 × 50 × 0.1425% = 19.95TWD
と計算できます。
只、この場合最低手数料に満たないので、実際購入した時に発生する手数料は20TWDになります。
という話です。
- 手数料には注意が必要。最低手数料がある。
極端な話をすれば株価の低い銘柄を1株購入だったり、少量購入すると手数料で損するということですね。
俺は手数料なんて気にしない!っていうツヨツヨ投資家の方は無視してもらって構いません(^ω^)
まとめ
- 2020年10月26日より立会時間内でも単元未満株が売買可能になりました。
- 単元未満株売買時は手数料に注意が必要です(最低手数料があります)。
では、この辺で。
拜拜~